極太の毛糸を使い、指編みでスヌードを作りました。棒針(2本針)を使わずに指で棒針編みをしました。
指を棒針の代わりに使う、というだけで、編み方が分かる方がいらっしゃるかもしれません。
指は当然ですが棒針よりもかなり短いので、編むことができる目数が限られます。セーターなど幅の必要なものは難しいかもしれませんが、マフラーやスヌードなら充分編むことができます。
今回は私の指での限界の幅で編んでみました。私は手が大きいほうなので、もし編まれる方は調節してみてください。
それでも14目しかないので、時間はかかりません。編むだけなら1日かかりません。コツをつかめば簡単に編めます。
サイズについて、首に巻くには幅を広く、そして首に巻くのも少し中途半端な大きさに作っています。最後に写真を載せているのでそちらを確認していただきたいのですが、今回肩にかかるように、少しポンチョっぽくなるような大きさに作っています。
最後のまとめでご確認いただけたらと思います。
今回はスヌードなので最後に輪っかにします。そのはぎ方を詳しく載せておきます。
以前のモヘアのスヌードでも同様にはぎ方を載せていますが、今回は指編みで目がとても大きいので、見やすいと思います。
使用した毛糸
アヴリル ミックスリリヤーン(福箱に入っていたので、現在は販売されていないと思います) 約210g
サイズ
巾31㎝、長さ(ぐるりで)95㎝
サイズについては、まとめの部分でも触れています。
編み方
まず、ざっと編み方を書いておきます。
別糸の作り目で14目、作り目します。これは、最後に輪っかにするためにはぐのですが、その部分に厚みが出ないよう、また、毛糸に無駄が出ないようにするためです。
ガーター編みで59段編みます。最後の1段ははぐ部分。これを1段と数え、全部で60段になります。
別糸で作る、鎖編みの作り方
別糸を使って鎖編みして、作り目するための別鎖を作ります。
糸はどんな糸でもいいのですが、実際の作品に使うものに近い糸を使うほうが作り目しやすいです。そんな太い毛糸がなかったので、2本取りにしています。
別糸も指編みで鎖目をします。
鎖編み完成。この編み方はかぎ針を使って作る鎖編みの作り方と同じです。かぎ針で作ってもokですが、こんな大きな鎖目を作ることができるかぎ針、なかなかなさそうです。
本体の編み方
鎖目裏側に指を通して引き出し、必要な目数つくります。今回は14目、私の人差し指のいっぱいいっぱいです。これが1段目、そして表側になります。
右手の目をいったんはずし、目が落ちないよう注意して左手の指に移し替えます。このとき、はじめの目、そしてこれから編む毛糸が右側に来るよう、必ずひっくり返して移しかえてください。
2段め。裏側。目に指を入れ、糸を引き出す。表編みをします。
ガーター編みを往復に編みますので、すべて編めたらまたひっくり返して左手に移しかえる。
3段目以降、すべて表編みをくり返し編んでください。
〇部分、わかりますでしょうか。目がねじれてしまっています。ねじれないように注意して進めてください。
59段まで編みます。
指編みは編む人により編み目の大きさに差が出てしまうので、段数は調節してください。
輪にするときにはぎを入れますが、そこが1段になります。奇数段+1段=偶数段になるようにしてください。そうするとどこではいだかわからないくらいきれいに仕上がります。
はぎ方
輪にします。最後の段、60段めになります。
まず別糸をほどいて目を拾い、針に移します。
上が編み終わり側、下が編みはじめ側。毛糸は編んでいる作品の4倍程度残して切っておく。
これをくり返し、最後の目まで通します。毛糸は引きすぎても緩すぎても不自然になります。また、最後まで通してしまうと、あとから毛糸の引き具合を調節するのが面倒になるので、途中で調節しながら進めてください。
糸の始末をして、水通ししたら完成です!!
まとめ
下の画像のような使い方をしたかったので、このサイズ感にしました。この使い方、とても暖かくて便利なのです。
普通にスヌードの形にしたい方は、幅を狭く、長さも調節してください。
アヴリルの服箱の糸を使いたくて、真冬のあったか毛糸を使って作ってみました。季節外れですいません。
指編みは本当に簡単で、初心者の方や編みもの入門編にぴったりだと思います。作品がすぐ形になると本当に楽しく、うれしくなります。ぜひ編みものに挑戦しようかな、と思っておられる方は参考にしてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。