鎖編みの別糸を使った作り目の仕方を紹介します。
指でかける作り目と並んで、よく使われる作り目です。
本体の作品が編み上がってから(途中でもかまいません)、別糸はほどきます。
基本使い捨てなので(皆さん何度も使うのかな?)、ちょっと余っている毛糸を使ってOKです。
ついでに輪に編む方法についても書いています。
別糸を選ぶポイントを少し。
- 種類の違う毛糸か、色の違う毛糸を使う
あとでほどいて目を拾うので、別糸は目立つように種類の違う毛糸を使うか、作品に使う糸とは違う色を使うかしたほうがよいです。
- ほどきやすいストレートヤーンを使う
また、あとでほどくことを考えると、モヘア、ループヤーン、ファンシーヤーンなどのほどきにくい毛糸は使わず、ストレートヤーンのほうがよいです。
- ほどきやすいけど編みにくい、つるつるした糸は避ける
シルクなどのつるつるした糸は、鎖編みも編みにくいけど、作り目もしにくいので、避けた方が無難。
まずはかぎ針を使って別糸を鎖編みします。鎖編みには表と裏があります。
作り目をするときは、裏側から針を入れて、目を作ります。
そして、鎖編みの編み終わり側から目を作ってください。
私は間違えないように、編み終わり側の端に結び目を入れて、印にしています。
下の画像の、点のところに針を入れて、
糸を引き出して目を作ります。
必要な目数を作ってください。これは1段めになります。
鎖編みの数と作り目の数は一致しなくて大丈夫です。
鎖編みが余るのは大丈夫ですが、作り目より鎖編みが少ないと、作り目できなくなるので注意してください。
ついでに、輪にする方法も。
輪針であれば作った目をそのまま輪針に通して編むだけです。
4本針、または5本針の場合、目をだいたい3等分または4等分します。
画像は4本の場合。
3本の針に分けておいて、それを輪になるように持ちます。
1段めの最後の目のあとに最初の目が来るようにして、
編む。
2段めになります。
輪にしていますが、2本針で往復に編む場合も同様です。
このままどんどん編み進めてください。
この記事が、誰かのお役に立てたら とてもうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
作り目の別糸のほどき方と目の拾い方はこちら。