簡単指編みのシュシュ。かぎ針の代わりに指で編みます。
指編みでシュシュを作りました。これ、10分でできるのです。
つぶつぶのファンシーヤーンと綿のストレートヤーンを引きそろえて作りました。もちろん1本取りでも作れます。
とても簡単なので、お子さんといっしょに編むのも楽しそうです。今の時期なら、クリスマスカラーで作ると季節感が出ますね。
家にある余り糸をかき集めて、みんなで作るのも楽しいかも!
ファンシーヤーンのようなかわいい毛糸とシンプルな毛糸を何種類か用意して、お好きな組み合わせで作ってみてはいかがでしょうか。
毛糸は何でも使えます。
でも細すぎるとある程度ボリュームを出すのに けっこう編まないといけないので、太いものか、何本か引きそろえて太くするとよいと思います。
私はアヴリルのつぶつぶのファンシーヤーンと、ダルマ毛糸の綿のストレートヤーンを使用しました。
今回の指編みは、かぎ針の代わりに指を使って鎖編みをするやり方です。
髪を結ぶゴムに巻き付けるように編んでいきます。
まず結び目を作り、
毛糸の端にゴムを洗濯ばさみなどで固定し、右手で持ちます。
左手はゴムと毛糸を持ち、ピンと張ります。
ゴムに毛糸を引っかけるようにして、編む。
ポイントは、ゴムの手前側で編む、奥側で編む、をくり返す。
そうすると勝手にゴムにからまるように編み進められます。
奥、手前、奥、手前をくり返す。
お好きな分量になるまで編んでください。
ゴムを結んで輪っかにします。
毛糸の端は、編みはじめと終わりの端を一緒に結んで目立たない長さに切ります。
完成!
会社に行く前の隙間時間にやってみよう、と思ったら、ほんとにできました。
私の髪は結ぶほど長くないので、カーディガンの袖が落ちてこないように止めるために作りました。もうひとつ作らないと。
少し調べると、先にとりあえず指編みで適当な長さに編んで、あとからゴムを適当に通す、という方法もあるみたいです。
はじめて指編みをしてみたのですが、これなら道具も使わずすぐできるので、初心者さんどころか、編みものがはじめての方でも大丈夫です。
編みものの、はじめの一歩にどうでしょうか。
よかったら挑戦してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
棒針編みのはぎ方。はぎめがわからないくらいきれいに上がります。
どこではいだかわからないくらいきれいに見えるはぎのやり方を紹介したいと思います。
…思うのですが、実はやり方を画像で伝えるのがとても難しくて。
手順を写真に撮るのですが、とにかく見づらい。
何度か挑戦してみましたが、分かりやすく撮るのはとても無理なので、とりあえずできあがりの写真を載せ、説明してみます。
ある程度できる方なら、この写真だけでも伝わると思います。
以前、モヘアのスヌードの作り方の記事を書いたのですが、はぎ方を紹介できませんでした。
それがずっと引っかかっていたのです。
なので、そのスヌードの編み柄を使っています。
この柄は表目、裏目、ガーター編み、と盛りだくさんなので、これができればたいがいの柄をきれいにはぐことができるのではないでしょうか。
モヘアでは分かりにくいので、ストレートヤーンでスワッチ(見本)を作って、はぎのところは毛糸の色を変えています。
そして、別糸を鎖編みして作る作り目の方法で編んでいます。
作り目の方(編みはじめ)と編み終わりの部分をとじ針を使ってはぎます。
写真の白い毛糸の部分がはいだところです。
分かりやすいようにはいだところの毛糸の色を変え、糸をゆるめに渡してあります。
実際作品を作られるときには同じ毛糸、同じ色を使用してください。
そして、ほかの編み目と同じくらいの大きさの糸の目にしてください。
そうすると、本当にどこではいだか分からなくなりますので。
以下、具体的な手順を、できるかぎり分かりやすく書いてみようと思います。
まず、別糸をほどいて、目を棒針などに通しておきます。
別糸をほどいたいちばん最初の端っこは、そのままにするとはぐときに目の数が合いません。
画像のように端の毛糸の余っている部分を使って、目を作ってください。
はぐところは、下の図を見ていただきたいのですがとじ針を使って1段編むことになります。
スヌードなら、編むときに1段分少なく編んで、輪にするときにとじ針で最後の1段編む、ということになります。
だから、はいでいるのがわからなくなるのですね。
はぐ目には、1目につき2回糸が通ります。
まず、表目と裏目のはぎ方。
見比べるために通し方の説明を入れていない画像も載せておきます。
難しいのは、表目と裏目の境目になる目です。
そしてガーター編みの部分は、編みはじめのほうは表目の通し方、編み終わりのほうは裏目の通し方になります。
以上、はぎ方を紹介しました。
画像と文章で説明するのはとても難しいのですが、実際にやってみるほうがわかるかもしれません。
これは初心者さんには難しいかもしれないし、こんなの面倒ー、と思われる方は簡単に引き抜きはぎでも充分です。
でも、この記事を読んで挑戦しようと思っていただけたらうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
別糸で作り目するなら
その目を拾うなら
かぎ針で編む子どものミトン。鎖編みと細編みだけでできます。
子ども用のミトンを作りました。
手首の部分のファンシーヤーンがかわいい。
子ども用のものは、小さいのですぐできます。
それに、これはかぎ針編みの、鎖編みと細編みしかしていないので、初心者さんにぴったりです。
長編みとかで編むとはやいのですが、手袋って目が大きいと寒いかなと思って、細編みです。
うちには男の子しかいないので、これは姪っ子ちゃんにあげようと思って作りました。
女の子のものは本当にかわいくて、作っていて楽しいです。
もっと作りたいくらいです。
まったくの余談ですが、私は仕事柄、ソーイングもそこそこできます(そちらのほうが得意)。
子どもが生まれたら、いっぱい服とか作ってあげよう!と思っていました。
でも男の子で、しかもうちの子、電車、プラレールのプリントされた服ばかり着たがるので、ぜんぜん作ってません。
…それはともかく、小さなおてての部分ができあがっていくのが本当に楽しいです。
編み図も作りましたので、よかったら作ってみてくださいね。
〇作品の概要
- 使用した糸
ファンシーヤーン 不明(何年も前に買ったもので、帯を紛失。ハマナカだったような…)
ストレートヤーン、かわいい赤ちゃん →訂正 ダイヤタスマニアンベビー(すいません、間違えていました…。)
- 使用した針
ファンシーヤーン・10号かぎ針
ストレートヤーン・7号かぎ針
- 毛糸の使用量
ファンシーヤーン・約10g、ストレートヤーン・約30g
- 作品のサイズ
全体・たて17cm、幅8㎝
ファンシーヤーン部分・たて5㎝、幅7㎝
親指部分・たて4.5㎝、幅3㎝
〇本体の編み方
ファンシーヤーンで18目鎖編みをし、そのままぐるぐると輪に編んでいきます。
今回は、段が変わるところで立ち上がりの鎖編みを入れていません。
10段編んだら、ストレートヤーン、7号かぎ針に変えて、1段目で図のように28目になるよう目を増やしながら編んでください。
途中、親指の部分をあけて編んでいきます。
-
親指部分の編み方
開ける手前の目までこま編みして、
鎖目4目を編みます。
4目飛ばして細編みします。
その次の段は、鎖編みの部分にこま編みをします。
これで親指が入ります。
そして編み図の通り編み、20段めからは2目一度で目を減らしながら編み、最後はひっくり返してとじます。
-
親指部分の目の拾い方
画像、赤い点の部分で目を拾います。
針を入れて、毛糸を引き出し
立ち上がりの鎖目を1目編みます。
そしてこま編みを編む。
10目拾ってぐるぐる編みます。
あとは編み図の通り。先の説明の通りに目を減らし、裏返してはぎます。
-
2目一度のやり方
減らし目する目に針を入れて、毛糸を引き出す。
そのまま次の目に針を入れて、糸を引き出す。
針に毛糸をひっかけて、すべての目を引き抜く。
-
はぎ方
まず、中表になるように裏返します。
はぐ前の状態。赤い点どうし、青い点どうしをはぎます。
手前の目に針を入れ、そのまま奥の目にも針を入れます。
そして糸を引き抜く。
はぎ終わった状態。裏返しにしていたので糸始末をしてから表に返してできあがり。
〇注意点
ファンシーヤーンは何年も前に買ったもので、廃盤になっている可能性が高いと思います。
申し訳ありません…違う糸で代用してください。
その際は、針の号数や目数を調整してください。
目安としては、ストレートヤーンで編むところより少し小さめになるようにしたほうが、手首にフィットします。
小さすぎると手を入れにくいので、ご注意ください。
子ども用のものは、初めての方でも挑戦しやすいと思います。
作るのが本当に楽しい作品なので、ぜひ作ってみていただけるとうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
同じ毛糸で編んだスヌードです。
輪に編むと斜行します。
ただいま、セーターを編んでいます。
輪針を使って身頃を編み、今は4本針で袖を編んでいますが、どうも、斜行している…。
斜行というのは、編み進めるうちに目が斜めになってくることを言います。
輪針を使ってセーターを編むのは初めてです。スカートはありますが。
輪に編むと絶対斜行するだろうなーと思っていた(というより確信していた)のですがやっぱり…です。
わかりにくいですが、袖口は1目ゴム編みで、その先はかのこ編みです。
糸はウールのストレートヤーン、13号針で編んでいます。
マーカーが入っているところは、すべていちばんはじめの目です。
身頃ももちろん斜行しているのですが、袖のほうがわかりやすかったので。
ニットで輪に編むと斜行しやすいのは当たり前といえば当たり前。
この図でわかっていただけますでしょうか…。
Tシャツなんかでもよくありますよね。めちゃくちゃ斜行してるやつ。
カットソーなんかは、編む(生地の)時点で斜行してるので、完全に避けることができないです。
手編みも同じ。
輪編みの場合、前の段の終わりの目と次の段のはじめの目を続けて編んでいる時点で、もう斜行していることになります。
往復に編むしかないですね。
今のところ、作品を編む際、新しいことや実験的なことをするようにしていますが、これはそのひとつ。
セーターを輪針で編むというのは、私にとっては「挑戦」であり、「実験」なのです。
こうやって、自分の中でまたデータがひとつ集まりました。
でもスカートでは斜行気にならなかったんですが、使う毛糸によるのでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
その袖がこれになりました。
棒針で編む巾着袋。編み図あり。引き抜きはぎを詳しく説明しています。
小さな巾着袋を編みました。
数年前、生まれてくる息子のためにショールを編んだのですが、その余った毛糸で作りました。
赤ちゃん用の毛糸なので、手ざわりがとてもやわらかで、やさしい色合い。
巾着袋にするのに適しているかというと、適していないと思います。
メリヤス編みではおもしろくないので簡単な編み柄の模様を入れて、切り替えたところは色の違う毛糸で裏編みにしました。
なんだかほっこりするのは赤ちゃん用の毛糸だからでしょうか。
簡単すぎて必要なのか?と思いつつ、編み図も作りました。
細い針で編んでいますが、太い毛糸、針を使えば、同じ編み図で作っても、大きなサイズのものが作れます。
よかったら参考にしてみてくださいね。
- 使用した毛糸、量
ハマナカ かわいい赤ちゃん 約15g
- できあがりサイズ
たて15cm、横12cm、ひも32cm
- 使用した道具
5号 4本棒針、6号かぎ針、とじ針、作り目用の別糸
別糸で鎖編みを作り、50目作ります。
40段模様編みを編んだら、巾着の口の部分を編みます。
25目ずつ2本の針に目を分けて、13段ガーター編みをします。
ガーター編み部分は往復に編みます。
ガーター編みの端の部分を裏側に折り返し、裏からガーター編みの1段目をすくってまつり付けます。
糸を適当な長さに切って、とじ針に通します。
裏からの画像です。
針をはじめの目に入れて
引き抜く。
そのままガーター編みの1段目の裏側の目をすくう。
以下、繰り返し。
これで筒状になり、ひもを通すところができました。
まつり方を載せていますが、これは適当です。もっとちゃんとした方法があるのかもしれません。
このやり方のほうが薄く仕上がりますが、一度伏せ止めしてからまつってもよいと思います。
今度は別糸をほどいて目を拾い、水色の毛糸を付けて上から下に向かって裏編みをします。
13段編んだら、底の部分になりますが、引き抜きはぎをします。
引き抜きとじの方法をご紹介します。
25目ずつ2本の針に目を分けてひっくり返し、中表になるようにします。
1つめの編み目と、50個め(最後)の編み目をかぎ針にかけて
毛糸をかぎ針にかけて、2目とも引き抜く。
2つめの編み目と、49個めの編み目をかけて、今度は3目いっしょに引き抜く。
3個めの編み目と、48個目の編み目を……を繰り返し、最後は25個めの編み目と、26個めの編み目をかぎ針にかけて、3目いっしょに引き抜いて終わり。
糸始末したらひっくり返します。
次はひもを編みます。
ひもの編み方はこの記事を参照ください。こちらはかぎ針で編んだ巾着バッグ。
この記事では、3目でひもを編んでいますが、今回は2目にしました。編み方は同じです。
適当な長さまで、2本編みます。
糸の始末をしたら通して結んで
できあがりです。
実は、こちらの記事のために編みはじめたもので、最初はすぐにほどく予定だったのです。
でも、ほどくのがもったいないので、巾着袋になりました。
よかったら参考にしてみてください。
別糸の作り目のやり方はこちら↓
別糸をほどいて目を拾う方法はこちら↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
作り目の別糸のほどき方と目の拾い方。
鎖編みをした別糸を使って作る作り目の紹介をしましたが、その別糸をほどいて目を拾う方法を紹介します。
前回の記事と合わせてお読みいただけたらと思います。
別糸(緑)の部分で目を作り、編み進めた状態。
輪に編んでいますが、2本針を使った、往復する編み方でも同じです。
別糸の鎖編みをほどき、目を拾っていきます。
鎖編みは、編み終わりからほどいていきます。
糸の端をほどき、目を落とさないよう棒針で拾います。
簡単ですね。
そのまま、毛糸を付けて編んだり、始末したり。
ですがひとつ注意点があります。
写真で確認いただきたいですが、下から上に編み進めていたものが、別糸をほどいた部分からは上から下に編むことになります。
裏編みで編み進めました。
メリヤス編みなどの編み目は、上下逆になっても見え方がほとんど変わらないので支障ないのですが、模様や柄などを編むときは注意してください。
この編み方の利点は、たとえば、スヌードなど輪にしたいものなどは、別糸の作り目から編みはじめて、最後に別糸をほどいて目を拾い輪にはぐと、はいだところが薄く上がります。
(もちろん指でかけて作る作り目でも同じようにできますが、接ぎ合わせたところに厚みが出て、ごろごろします。)
そのほかだと、たとえばセーターを編むとき、裾の部分から編むことが多いと思います。
裾のリブの高さを高くしたいけど、糸が足りるかどうかわからない、などというときもこの方法にしておくと、あとでリブ部分を編むことができます。
場合によって、指で作る作り目と使い分けてください。
この記事が誰かのお役に立てたら、とてもうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これになりました。
別糸を使う作り目の作り方と、輪に編む方法。
鎖編みの別糸を使った作り目の仕方を紹介します。
指でかける作り目と並んで、よく使われる作り目です。
本体の作品が編み上がってから(途中でもかまいません)、別糸はほどきます。
基本使い捨てなので(皆さん何度も使うのかな?)、ちょっと余っている毛糸を使ってOKです。
ついでに輪に編む方法についても書いています。
別糸を選ぶポイントを少し。
- 種類の違う毛糸か、色の違う毛糸を使う
あとでほどいて目を拾うので、別糸は目立つように種類の違う毛糸を使うか、作品に使う糸とは違う色を使うかしたほうがよいです。
- ほどきやすいストレートヤーンを使う
また、あとでほどくことを考えると、モヘア、ループヤーン、ファンシーヤーンなどのほどきにくい毛糸は使わず、ストレートヤーンのほうがよいです。
- ほどきやすいけど編みにくい、つるつるした糸は避ける
シルクなどのつるつるした糸は、鎖編みも編みにくいけど、作り目もしにくいので、避けた方が無難。
まずはかぎ針を使って別糸を鎖編みします。鎖編みには表と裏があります。
作り目をするときは、裏側から針を入れて、目を作ります。
そして、鎖編みの編み終わり側から目を作ってください。
私は間違えないように、編み終わり側の端に結び目を入れて、印にしています。
下の画像の、点のところに針を入れて、
糸を引き出して目を作ります。
必要な目数を作ってください。これは1段めになります。
鎖編みの数と作り目の数は一致しなくて大丈夫です。
鎖編みが余るのは大丈夫ですが、作り目より鎖編みが少ないと、作り目できなくなるので注意してください。
ついでに、輪にする方法も。
輪針であれば作った目をそのまま輪針に通して編むだけです。
4本針、または5本針の場合、目をだいたい3等分または4等分します。
画像は4本の場合。
3本の針に分けておいて、それを輪になるように持ちます。
1段めの最後の目のあとに最初の目が来るようにして、
編む。
2段めになります。
輪にしていますが、2本針で往復に編む場合も同様です。
このままどんどん編み進めてください。
この記事が、誰かのお役に立てたら とてもうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
作り目の別糸のほどき方と目の拾い方はこちら。